久しぶりの雑記
久しぶりの雑記となりました。
WordPressで記事書くとなると、見出しとか考えるのが面倒だし、
切り取りからの貼り付けも面倒、プレビューも見づらい、とだんだん遠のいていました。
アメブロから引っ越してきたけれども、またアメブロに戻ろうか、それともnoteとかで新しくブログ始めるか、とか考えていたのですが、あちこち発信先を作るのも良くないと思うので、いったんワードで作って、それをコピペするというのをやることにしました。
最近思ったことなどをだらだらと書いていこうと思います。
Twitterをみて
数日前に出た医療訴訟の判決以降、Twitter(X)では、医師と弁護士とのバトルが繰り広げられています。見た感じ、普段の、精神科医と障害年金社労士の比ではない炎です。
というのも社労士は実名アカウントが多く、応戦してもデメリットが多いことからあまり応戦することは少ないので、匿名の医師側が一方的に発信しているためそこまで燃えないとお見受けします。他方で、今回応戦している弁護士は匿名アカウントが多く、業務としての戦い慣れもあり、医師に対して結構な応戦をしていることから、燃えているように思います。
医師側のポストを見て思うのが、医師の、弁護士業務への誤解も多いと感じました(同様に、弁護士側の医師側の誤解も多々あると思いますが)。
その一つが、「弁護士が医療訴訟(患者側)を、着手金目当てで受任している」とでも言わんばかりの、医師側の発信があります。私は当然医療訴訟やったことがないしこれからもやらないだろうけれども、専門性の非常に高いジャンルだというのは想像できるので、着手金目当てってそんなわけないじゃん、と思ったのでした。
と同時に、医師や一般の方含め、障害年金社労士業務もとても誤解が多いのではないかと思い、その誤解をできるだけ解いて、社労士の障害年金業務を知って欲しいというのもTwitterで発信している動機の一つなのですが、いかんせん拡散力が強いため、控えめになりがちです。なので、できれば自分の考えなどは、このブログで発信できたらと思っています。
障害年金訴訟は食べていけないジャンル
修習中、裁判官から「障害年金専門に?食べていけないよ?あ、でも旦那さんが税理士だから大丈夫か」と言われたことがあります。
後半の、「旦那さんが税理士だから大丈夫」というのは、税理士である夫に食べさせてもらえれば良いから、弁護士として食べていけなくても大丈夫、という意味でしょう。
そこで、障害年金訴訟だと食べていけるかどうかについて考えていこうと思います。というか、直感的に、法曹や障害年金社労士誰しも、「障害年金訴訟では食べていけない」に全員一致になりそうです。
たとえば、開業している弁護士は、交通事故や離婚(両方やる人もいればどちらかだけの人もいる)をやる弁護士が多いですが、この二つを考えます。
交通事故被害者を受任し、過失割合0:10、後遺障害○級、損害賠償4000万円として提訴し、和解や判決で、被告主張そのままの、過失割合3:7、後遺障害(○+α)級、損害賠償2000万円となった場合。
実質敗訴じゃないかと思うけれども、それでも交通事故被害者には損害賠償が払われることからそれに応じた数百万円の報酬が弁護士は受取ります。
離婚についても、女性側の場合、養育費(多くは女性が親権、というがここでの前提です)、財産分割がゼロっていうのは考えづらく、経済的利益に応じた報酬が弁護士は受取ることとなります。
他の一般民事も、和解が多いことから、着手金だけで報酬金ゼロの事件というのは、ゼロではないにしろ、そこまで多くはないのではないかと思います。
それに比べて、障害年金訴訟は、そもそも、依頼者の属性から、着手金を多くもらえない、というのがあります。
そして、和解は少ないです(学者の書籍には、行政訴訟での和解を否定しているのもあります。行政側が、原処分が間違いだと考えるのであれば和解に応じるのではなく請求認諾とすべきだというのがその理由です)。
また、一部勝訴というのが少ない(例えば、原処分不支給に対し、1級目指すが2級の判決というのは当然あり得ますが、事案としては少ないのではないかと考えます)。
さらに、勝訴か敗訴かのいずれか、そして、100件受任すれば、ならせば半分くらいは勝訴になるという事件の筋合いでもないです。
これらのことより、障害年金訴訟は、離婚や交通事故、他の民事一般の事件に比べて、着手金だけで終わる事件が多いといえるでしょう。
かといって、障害年金訴訟は手間がかからないというわけではなく、少なくとも1件につき150~200時間以上かかると考えています。
となると、敗訴した場合、時給千円~2千円くらいになります。
以上から、弁護士として、障害年金訴訟は稼げないジャンルというのが結論になります。
さらにいうと、障害年金について訴訟までいこうと考える人も少ないということから(これについては、もっと増えてしいと思っているのですが)、依頼も少なく、ますます、「稼げない」に拍車をかけます。
私は食べていけるのか
どう考えても、障害年金訴訟だけだと食べていけないのではないかと思います。
現在は、裁定請求が収入の柱です(といっても、再開してまだ半年弱なので、いまのところ着手金だけです(T_T))。
かといって、裁定請求で利益を出して、その利益を源泉に障害年金訴訟は赤字覚悟で、というのも違うように思います(裁定請求の依頼者に迷惑な話に思う)。なので、裁定請求は裁定請求単体でみて黒字化するにとどまり(その分の利益を訴訟に回すと言うことを考えずに)、としようと考えています。
そうすると赤字部門の訴訟はどうしようかと思うけれども・・・本来は、タイムチャージが良いのではないかと思うけれどもそうなると、依頼者は敗訴するけれども100万円以上弁護士への支払いが発生、となり、とてもじゃないけれども依頼はしないだろうなと思っています。
とある修習生から言われたこと
修習中、(検察官志願)の修習生から、「行政訴訟やる弁護士って、おかしな人が多いよね、自分の思想でやっている」と面と向かって言われたことがあります。
これを意訳すると、私に対して、「障害年金訴訟という行政訴訟やるあなたもおかしいよね」、ってことだと思います。
これを聞いて、「そう思う人もいるんだな」、と思いました(その発言をした修習生が、検察官志望ってのも、こういう考えになった理由として大いにあるかもしれないですが(愛国心からでしょうかね)、検察官(やその志望者)の多くがそういった考えでもないようにも思います)。
おそらく、その修習生は、私のことを、「反体制という政治思想の元、障害年金訴訟を専門とする弁護士になろうとしている人」と思っているのでしょう。
全然違うのになあ・・・と。
憲法や行政法勉強している修習生が上記発言をしているくらいだから、一般の方なんか、国相手に訴えるなんて、突飛もないことをしているという認識なのかもしれません。
実際、障害年金の裁定請求や不服申立て実務を経験しないと、それは無理もないように思います。
私も、高校3年生の進路選びのときに、争いが嫌いで弁護士になりたくないから法学部は進学しないとして経済学部を選んだし、社労士なりたてのときも将来弁護士になるなんて一ミリも想像をしなかったのです。
しかし、障害年金実務を経験し、窓口の対応、診査の不透明、不公平感、不服申立ての形骸化を経験し、訴訟まで行かずに諦めるなんて・・・と無念さや虚無感を感じることが多々あり、弁護士になるしかないと、覚悟を決めたのでした。
前述の通り、障害年金訴訟はどう考えても儲からないだろうと思いつつも・・・。
労務しかやらなかったら、弁護士目指すどころか、不服申立てもやっていなかったかもしれません。
この、障害年金で不服申立てや訴訟をやることについて、私がどんな人間だと思われても良いけれども、世間から依頼者の人間性が否定されるようなことがないように、と今後も、Twitterやここで、いかに、診査や不服申立ての内容がおかしいかを発信できたらと思っています。
と言っておりますが、いろいろ考えると発信が慎重かつ消極的になってしまうのですよね・・・。
というのも、事件を担当する裁判官は、受任事件の代理人弁護士がどんな人間かを、インターネットで調べることもまあまああるみたいなので・・・。それを念頭に置いてしまうと、当たり障りない発信が無難かなと思ってしまいがちです。
発信して誤解(障害年金の診査のおかしいことや、社労士への誤解)を解きたい欲と、裁判官に見られていることの緊張感、これらの均衡をとりつつ、今後発信を考えていきます。
とりあえず今年の目標
いきなり話題はめちゃくちゃ変わりますが、今年も残り3ヶ月半ですね。今年に限らず、今後の目標ですが、体力増進です。
第一の目標は仕事、と言えれば良いのですが、体力が落ちてしまっているので、仕事のために、体力をつけたいです。
具体的には8月中旬のお盆の時期にスポーツジムに入ったので、できれば週3回通って体力をつけたいです。
受験自体の運動不足と加齢により、とにかく筋力が落ちまくっています。
修習中に、百名山の3つの山に登ったのですが、ひいひい息切れしながらの牛歩で、何とか頂上までたどり着きました・・・。
また、腰痛持ちなのですが、ホッカイロを腰に貼ると痛みがやわらぎ、さらに運動をするとやわらぐといううことから単に血流が悪いという結論に至りました。
あとは、2週間前、乾麺をゆでて湯切りをしていたときに、お湯入りの鍋を両手で支えきれずに右手に熱湯をがっつり掛けてしまい、火傷しました・・・。それ以降、乾麺をゆでることをやめました・・・。1リットルのお湯入り鍋を持てるくらいの腕の筋力にしたいです。
さらにいうと、ペットボトルの蓋も開けるのが、指の力がないため難儀なので、夫に開けてもらっております。
こういった状況なので、週3日スポーツジムに通い続けられる程度での受任件数になりそうです。
上記偉そうに、障害年金訴訟で食べていけるか云々を語ってしまっておりますが、それ以前の、自分の体力の問題があるのでした。
筋肉ムキムキとまではいかずとも、相当頑張って体力向上に努めます!